『ガイスター』ゲームレビュー|大人も子供も一緒に楽しめる、ブラフゲームの傑作!

ガイズター 遠景 画像

今回紹介するゲームは『ガイスター』。テレビゲームじゃない。アナログゲームだ。
私はアナログゲームも大好きだ。
データじゃなく物として残るから、半ばコレクションの様相を呈してきている。
その中でもガイスターは特に気軽に遊べてアナログゲーム入門にぴったりだと思うので、
普段テレビゲームしかやらない方にこそ、ぜひこの記事を読んでもらいたい。

どんなゲーム?|青か赤か? お化けの正体を見ぬいて勝利を目指せ!

さて、ルールを簡単に説明しよう。
『ガイスター』はチェスなどと同じコマを動かして行う1対1の対戦型ゲームだ。
プレイヤーは下の画像のような6マス四方の盤上にあるコマを、
1ターンに1コマ、十字方向のいずれかに動かす。これを交互に行うわけだね。

ガイスター 盤 画像

チェスや将棋と同じで、
自分のコマを敵のコマがいる場所に動かすと相手のコマを取ることができる。
取られたコマは勝敗が着くまでゲームに復帰することはできない。
ここまではおよそ特別なこともない。ここからがこのゲームのミソとなる部分

このゲームの勝利条件は次の3つ

・敵の青いお化けをすべて取る

・敵に自分の赤いお化けをすべて取らせる

・自分の青いお化けを敵陣の出口から逃す

コマとして動かせるお化けには2種類いる青いお化け」赤いお化け」だ。
こいつらの色は下の画像のように、それぞれのコマの背中を見ないと判別できないから、
取らないと相手のコマがかは判別できない
ゲームが始まった時に、プレイヤーは自分の青いお化け4匹と赤いお化け4匹を、
自陣の決められた範囲の中で好きに配置できる。
つまり相手からしてみればこっちのどれが青いお化けで赤いお化けだかわからないわけだ。

ガイスター コマ 背面 画像

背面からは青か赤か確認できるけど……

ガイスター コマ 正面 画像

正面からは見えない。

「敵の青い青いお化けをすべて取る」ことができればこっちの勝ちだ。
でも敵に「自分の赤いお化けをすべて取らせる」を達成させちゃったら相手の勝ちだから
見境無しに取りまくるわけにもいかない。
かと言って敵のコマを一切取らないような日和ったことをしていると、
相手は「自分の青いお化けを敵陣の出口から逃す」ためにコマを動かしてくる。
ボードを見てもらうとわかるように、四隅だけマスに矢印が描かれている。
ここが出口
なわけだ。ここから青いお化けを脱出させることができても勝ち

このゲームで勝つにはに、に見せかけるため思考錯誤しなくちゃならない。
「取られないように逃げまわってれば青いお化けと勘違いするだろう」とか
「こんなに取られやすい動きしてるやつを青いお化けだとは思わないだろう」とか。
そして相手も同じようにこちらを騙そうとしてくるわけだから、
どのお化けがでどのお化けがか見破ることも勝つためには必要だ。

相手を騙す。相手の思考を見破る。いわゆる「ブラフゲーム」の醍醐味だ。

ガイスターのここが好き!|誰でも楽しめる、敷居の低い心理戦ゲーム!

『ガイスター』は思考と推理のゲーム。
でもこのゲームに特別なテクニックは必要ない

頭を使うゲームなのに敷居が低いというのが、私がこのゲームの最も評価している点だ。

このゲームではそれまでの相手の動きを見て、
自分なりの推理を組み立てていく
ことが大切だ。
推理を組み立てると言うと少しハードルが高く感じるかもしれないが、そんなことはない。

「あの時、相手のあのコマは自分のコマの前に出てきた……ということは
このコマを取らせたいんだ……じゃあこのコマは赤いお化けだ!」

こんなもんで構わない。
このゲームではどんな戦術であっても「だからこそ、その逆」というブラフ戦術が成立する。だからどんなに思慮に優れた人でも(あるいは思慮に優れた人ほど)、
相手の行動を完全に見破ることは難しい。
っぽい動きしてるけど、逆を突いてかもしれない……」
という疑心暗鬼が必ずつきまとう。
だから初心者と経験者が一緒に遊んでも平等に楽しめるし、盛り上がれる。

自分なりの根拠から「こいつは青!」「こいつは赤!」と推理してそれが当たった時、
あるいは相手の思考を逆手に取って作戦にハメることが出来た時の快感は、
わざわざ私が語る必要なく共感してもらえるだろう。
誰でもアイシールド21のヒル魔妖一気分が味わえるぞ!
敵が自分の策に引っかかったら存分に優越感に浸ってやろう。
もしかしたら盤上の戦術より口がうまい人の方が強いかもしれない。

また、実際触ってもらうとわかるが、このゲームのプレイ感はかなり軽い。
1ゲーム、早ければ10分かからないで終わる

なので気軽に友人を誘うことができるし、ついつい「もう1戦!」と連戦してしまう。

まとめ

このゲームは私が初めて自分のお金で買ったアナログゲームなのだが、
以来すっかりアナログゲーム収集が趣味となってしまった。
私をアナログゲームの世界に引きずり込んだ原因のひとつは、間違いなくこのゲームだろう。
以来、家族に遊ばせてみたり、
友人間でアナログゲームを持ち寄って遊ぶ会を企画してみたりと、
今までで数えて計12人にプレイしてもらっているのだが
全員漏れなく面白いと言ってくれている。ハズレ無しだ。

プレイの軽快さ初心者と経験者が一緒になって楽しめるシステムから見ても、
『ガイスター』はアナログゲームの入門にぴったりなゲームだ。
実際のプレイを見てみたいという人は、
私と弟との対戦の模様を記事にしたのでそちらを参考にしてみてほしい。
またニコニコ動画にも実際にプレイしている動画が何本かあるので、
アカウントを持っている人は覗いてみるといいかもしない。

私が自信を持っておすすめできる、ブラフゲームの傑作『ガイスター』
あなたも『ガイスター』をきっかけにして、
めくるめく魅惑のアナログゲームワールドに足を踏み入れてみてはどうだろうか。